

最初は地元・宮城県で公務員を目指そうとしていた曽根。しかし、専門学校時代に友人や先輩たちとカウンターだけの小さな飲食店に足を運ぶようになってから、その空間を演出している「調理のできる店長」という仕事に憧れを抱く。そんなとき、大庄と日本調理アカデミーの存在を知った。
地元での就職も考えていたけど、学校で調理を勉強するのと平行してお店でも実践でき、調理師免許も取得できるという大庄の制度が魅力的で、専門学校を卒業後に大庄に入社して日本調理アカデミーに入りました。調理はまったくの未経験だったけど、学校で学んだことをその日のうちにお店で実践できることがすごく良くて、身になっていたと思います。中には最初からできる人もいたので、人より長くお店で働くことで、早く習得できるように努力しましたね。しかも、どこのお店に行っても、自分より年上で経験豊富な調理人ばかりだったので、いつでも分からないことは教えてもらえました。そういう環境で調理経験を積めたことは、本当に良かったと思っています。仕事と学校の両立は大変そうに思うかも知れないけど、本当にやりたいことだったから、つらいと思うことはなかったですよ。
調理の基礎をしっかりと学び、それを大庄の店舗で実践することで実力を身につけていく学習方法を採る調理アカデミー。大庄の社員として入社してからの入学となるため、店舗のスタッフとも強い絆で結ばれ、周囲からの手厚いサポートも受けられる。そのため技術習得も早い。
調理の技術や接客の技をとにかくたくさん身につけたい。だから、店長や調理長、スタッフみんなの動きを見て、分からないことは直接聞いて、それを実際に自分でやってみることで、学んできました。作ってみたい料理があれば調理長に相談して、食材を発注して作ることもあります。最近は自作の食べるラー油が結構好評で、それが好きで頻繁に来てくれるお客さまがいるんです。自信につながっていますね。
吸収できることは貪欲に吸収し、とにかく技術を高めたいという曽根。「若くてがむしゃら」ではなく、「冷静に着実に」という言葉がしっくりくるほど落ち着いた調理人。なぜそれほどまでに技術を身につけることに執着するのか。それにはある理由があった。
100%だと下がるしかないけど、僕はもっともっと向上していきたいから50%です。
19歳のとき学生結婚したんです。奥さんは7歳年上のしっかりした姉さん女房。子どもも2人います。養う人が3人いるから、就職した時にしっかりやらなきゃいけないって強く思いました。正直、今後子どもにかかるお金のことを考えたらいくらあっても足りない。子どもが望むことは何でもしてあげられるほどの金銭的な余裕はほしい。そのためにどうするかって考えたら、仕事を頑張るしかないっていう結論になったんですよね。給料を上げるためには研修を受け、研修を受けるためには日々を頑張ればイイ。そう思って、昨年調理長研修を受けて、無事調理長辞令をもらうことができました。仕事に打ち込める環境を作ってくれる奥さんのためにも、もっと仕事を頑張りたいと思っています。
曽根のひたむきで冷静な貪欲さの裏には、若くして築いた家庭を守りたいという使命感がある。入社4年目にして調理師免許と調理長辞令の両方を手に入れたにも関わらず、「自分にはまだ足りていないことがたくさんある」と語る曽根。そんな彼に、今後の目標を聞いた。
もっと調理の技術を身につけたら、それを活かしながら調理のできる店長をやりたいと思っています。いまのお店は小さいから、調理場から店長の動きが見えて勉強できるし、自分がホールに出ることもあるから、お客さまとの接し方を勉強できる。物足りないのは、小さい店だから大きな宴会が入らないこと。できること・できないことは居る場所によって違ってくるから、その場所でできることを最大限していきたいですね。いろんな食材を使って、自分で味をつけて、それで美味しいって言ってもらえる調理場の仕事は面白いです。店長になることは焦っていないので、まずは調理場を極めようと思っています。



















