確かな食への思い

食のトリビア 豆知識

第2回

天然の山菜

田舎のおじいちゃん、おばあちゃんの優しさを添えて

長く厳しい冬の間じっとエネルギーを留め続ける山菜。春の雪解けとともに一斉に芽吹き、力強い姿を見せてくれます。その昔より旬の力をいただくことで健康長寿になると言われてきました。幼い頃「旬のものを一品食べる度に75日長生きするのよ」とおばあちゃんに言われ、ほろ苦い山菜を食べた記憶のある方もいらっしゃることでしょう。

旬を大事にする庄やグループは、5年前より地域(山間地)活性の一環として新潟県十日町松代、松之山地区ならびに新潟中越地震被災地復興の山古志地区、さらに2年前より同県の県の魚沼須原から、春は山菜、夏は地域のブランド野菜など産直の素材を仕入れ、お店で提供しています。

たとえば山菜。雪解けとともに山々に息吹が芽生える4月中旬頃から6月初旬頃まで、約20種の朝摘みの新鮮な山菜を毎日お店に届けています。

これらの山菜は、実は、「生きがいの提供」や「暮らしのサポート」をするNPOの支援を受けた地域の高齢者の方々が収穫しています。皆さん一様に歳月とともに刻まれたシワを一層深くし、満面の笑みで「お小遣いになって温泉旅行や娯楽の足しになっているんですよ」とか「食べた皆さんがおいしいねって喜んでくれるのがうれしいです」などと話してくれます。

また「山菜は早く食べてください。すぐに山に帰ってしまうから」という話もよく耳にします。ストレートに言えば「山菜はすぐにうま味の落ちてしまう食材です」ということなのですが、擬人化しているところが何とも言えない暖かみになっています。人が里に山菜を運んだ後も、山菜の魂は山に帰りたがっていて、ほっとくと山菜の魂は山に帰ってしまう。だからおいしさが落ちてしまうということなのでしょう。山の恵みに感謝し、また幼子を優しく諭そうとする気持ちが、こういう暖かみあふれる表現を生み出しているのでしょうね。

田舎のおじいちゃんやおばあちゃんの優しい気持ちも料理に添えるため、庄やグループは「おいしいものはおいしいうちに⾷べていただく」ことに長年取り組んできました。この季節「天然山菜の天ぷら盛り合わせ」や「天然山菜のおひたし」など、毎日2~3種類の旬の山菜を使ったメニューをご用意しています。天然山菜だけに、その日その日で品種も産地も味香りも変わり、時期を追ってさまざまな種類の山菜が楽しめます。”だれもが優しい田舎の祖父母を思い浮かべてしまう、郷愁感たっぷりの季節の味わい”をぜひお試しください。

庄やグループのお店で風味豊かな天然山菜をご賞味ください

●4月

カタクリ・あずきな・ふきのとう・アケビの芽・やまうど・ののば・こごみ・越あぶら・うるい・よもぎ・たらの芽・のかんぞう・山ふき・アニンゴ・アザミ・オオバキスミレ・あさずき・木の芽・いわだら など

●5月

やまくわ、姫タケ、わらび、みつばせり、あざみ、オオバキスミレ、ヨモギ、木の芽、ウドの芽(山ウド)、あおみずな、みず(うわばみ草) など

※その年の気候状況によっては、時期がずれたり、お取り扱いできない場合もございます。
あらかじめご了承ください。詳しくは庄やグループ各店舗にお問い合わせください。

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