未来の資源を求め辿りついたら
深海に眠る佐渡ヶ島の海洋深層水でした
豊かな自然に恵まれた佐渡ヶ島の海深くには、地球が生んだ生命の水が眠っていました。この「海洋深層水」と呼ばれる水は、一般的に太陽光線が届かない水深200~300m以深の海水を指します。表層水とは、組成も温度も違い「植物プランクトンを繁殖させる無機栄養分(ケイ素・リン・窒素)を多く含む」「水温が5℃以下の低温で安定している」「汚染されていない清浄性」などが特徴にあげられます。そして、水圧30気圧のもとで長い歳月をかけて熟成された「まろやかな水」です。
庄やグループは、このように数々の優れた特性を持ち、21世紀の有望な資源として産業界だけでなく日常生活においても無限の可能性を秘めている海洋深層水に着目。7年前より利活用に取り組んできました。
日本において「水はタダ」と言われた時代は遠い過去のものとなりました。今日では水道水への不信感や健康・天然指向などにより、ミネラルウォーターは完全に日常生活に定着し、さらに市場は年々拡大しています。
すでに多くの方にご愛飲いただいている庄やグループ開発の「Sado C50」は、海洋深層水100%(脱塩水)をアルカリイオン化し、さらに安定型ビタミンCをブレンドした、マイルドで毎日の健康をサポートする優れた水です。そして今年は、幼児飲料用や災害非常飲料用として、海洋深層水100%(脱塩水)に天然ミネラルを配合した「nisaco 50」も誕生しました。
佐渡ではこの冷たい海洋深層水を使い、水温が5℃以下でないと生きられない「南蛮海老(甘エビ)」を日本でただ1カ所養殖しています。庄やグループでは、海洋深層水で養殖した新鮮な南蛮海老を佐渡から直接仕入れ、関東の店舗で「活け南蛮海老の踊り食い」などでご提供しています。
海洋深層水は食品加工の分野だけでなく、農業分野での活用などでも注目されています。
母なる海の海洋深層水は、私達にとって永遠の宝なのです。